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口唇ヘルペスは放っておいても自然治癒することがあるって本当?

2020年02月14日
心配している男性

口唇ヘルペスとはヘルペスウイルスⅠ型が原因の単純ヘルペスウイルス感染症です。ヘルペスウイルスは感染力が強いという特徴があるものの、口唇ヘルペスについては2週間もすればウイルスに対して抗体ができて自然治癒することも特徴的です。

このウイルスは、感染した他人の皮膚に直接、唇が接触することによってうつります。多くの場合、幼少期に接触によりウイルスに感染(初感染)した後、三叉神経節に潜伏し続けます。かぜやストレス等により免疫力が低下すると、このウイルスは上顎神経を伝って口唇付近で悪さを再開するのです。

口唇ヘルペスが発症すると、初期には、数個のみずぶくれが集まって患部がピリピリ・チクチクし、痛みを感じるのが一般的です。そのため、一度経験すると、再発の場合は容易に判別することができるようになります。増殖後は、患部にみずぶくれを作り、最終的には水ぶくれがはじけてウイルスが体外へ拡散されます。かさぶたになったり、軽い傷跡が残ることもありますが、10日位で自然治癒するのが一般的です。

このヘルペスウイルスⅠ型は、人間の体に作られた抗体の値が下がったときに、再発してみずぶくれを作りますが、どの位の頻度で、どの程度の症状が出るかには人それぞれによって個人差があります。ウイルスに対して、体内の抗体の値を下げてしまうのには2つの要因があります。それは、紫外線と疲れです。というのも、唇は常に紫外線が当たっているので、その紫外線によって抵抗が落ちやすいからです。また、風邪をひいた後などの体力が落ちた時に、口唇ヘルペスが出やすいことが知られていますが、これも疲れやストレスで体内の抗体力が下がっているからです。

口唇ヘルペスというだけあって、症状は唇だけに留まりまるのが通常ですが、アトピー性皮膚炎などが顔にある場合、ヘルペスウィルスが湿疹の症状がある皮膚に感染して、顔中にみずぶくれが広がり、高熱が出ることがあります。これをカポジ水痘様発疹症と呼んでいますが。強い痛みのために食物摂取ができずに脱水症状に陥ることもあります。

もちろん、口唇ヘルペスについては、抗ヘルペスウイルス外用薬や内服抗ヘルペスウイルス薬で治療することが一般的で、5日間程度の内服で治めることができます。口唇ヘルペス再発治療薬は、市販でも薬が売られているので、過去に医師の診断・治療を受けた場合には、薬剤師のいる薬局にて購入することが可能です。そういった塗り薬は、1日に数回塗布、10日間ほどが使用の目安なので、使用を検討してみてもよいでしょう。