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再発抑制効果があるバルトレックスを再発予防に使うときの飲み方

2020年03月01日
男性と話している医者

一般的に、単純ヘルペス2型(HSV-2)の方が、単純ヘルペス1型(HSV-1)よりも再発頻度が高いことがわかっています。ただし、個人差が非常に大きく、数年に1度しか再発しない人もいれば年に何回も、という人もいます。

抗ウイルス化学療法薬の塩酸バラシクロビル(バルトレックス)は、2000年ごろに世に出た製品で、ヘルペスウイルスが増えるのを抑制する作用があります。単純ヘルペスと帯状ヘルペスの薬として認知がされています。治療薬としての効果だけではなく、性器ヘルペスの再発抑制効果も正式に認められており、ヘルペスの特効薬ともいえるのです。

臨床試験では、バルトレックスを1年間継続的に服用した場合、1年後にまったく再発しなかった患者のパーセンテージが5.4%から40%に増加(再発リスクが71%低下)したことが分かっています。バルトレックスの継続的な服用は、1年に6回以上の再発を繰り返す性器ヘルペス患者に対して、医療機関でも保険適用となっているので、安心して使用することができます。

ヘルペスは、症状が出ていない状態であっても、ウイルスの排泄が続く状態がおこり、性交渉の結果パートナーに感染させてしまうことがあります。その意味でも、バルトレックスによる再発抑制効果は大きいものがあります。臨床試験では、ヘルペス感染者と非感染者からなるカップルを対象にした結果、カップル間での感染が起きたのはわずか0.5%となりました。対照的に、バルトレックスではないプラセボが与えられたカップルの感染率は2.2%となったため、バルトレックスは感染率を1/4以上に抑える効果が確認されています。

性器や口にあらわれた単純疱疹を鎮めるときは、初発時は1回1錠500mgを1日2回で5~10日、再発時で5日程度行いますが、再発を予防するためには、バルトレックス500mgを1日1回服用することすることが基本です。約1年間継続して服用し、服用を中断した後再発が2回観察された場合、再度継続するかを決めます。

仮に、再び発症するのを予防するためにバルトレックスを服用している時に再発した場合、性器や口にあらわれた単純疱疹を鎮めるときと同じように、1回500mgを1日2回5日間という飲み方に変更し、その後1日1回に戻していきます。もし、バルトレックスを服用し続けても頻度が減少しない場合、1回250mgを1日2回または1回1000mgを1日1回へと飲み方を変えていきます。

もし、頻度が少なく、再発までに誘因や再発の前徴がつかめる感染者の場合には、バルトレックスをあらかじめ手元に用意しておき、発症する前に内服すると再発を免れる可能性が高くなります。